世界舌側矯正歯科学会 認定医とは
ヨーロッパ舌側矯正歯科学会とは
歯の裏側に装置をつける「裏側矯正」は、学術的には「舌側矯正」といいます。歯の表側=くちびる側、歯の裏側=舌(ベロ)側ですので、一般的な表側に装置をつける矯正を唇側、裏側を舌側と呼ぶからです。
矯正治療は世界中で行われている治療ですが、アメリカでは“矯正装置を人に自慢する”という文化です。日本やヨーロッパでは矯正装置は隠したいと思う方が多いです。このような背景から、舌側矯正はヨーロッパが先進しています。
学会と聞いても馴染みのない方も多い方が多いですが、年に数回、ドクターが日頃の研究・論文を発表したり、新しい治療法や臨床報告を行います。ヨーロッパ矯正歯科学会(ESLO)は、舌側矯正の本場であるヨーロッパで最大級の学会です。
世界舌側矯正歯科学会とは
ヨーロッパ舌側矯正歯科学会(ESLO)の上位組織です。舌側矯正は、唇側矯正に比べて難易度が高い治療です。矯正の専門医でも舌側矯正はできないor得意でないというドクターが多いのが現状です。
世界舌側矯正歯科学会(WSLO)の公式ページは以下です。歯科医師向けに作られたホームページですが、一般の方も閲覧することができ、アクティブメンバーの歯科医師を確認できます。
http://www.wslo.org/
*アクティブメンバーとは、日本語でいうところの認定医です。
世界舌側矯正歯科学会 認定医とは
すべての歯科医師が認定医という資格を持っているわけではありません。世界舌側矯正歯科学会では、学会の基準をクリアした歯科医師を認定医(アクティブメンバー)として認定しています。臨床経験、症例提出、歯科医師の推薦など舌側矯正の専門家に値するかを厳しく審査しています。また、認定医の更新もあり、認定医であり続けるために、常に新しい知識と技術の習得、学会での発表を求められます。